プロローグ①にゃんこ風水が知りたい!と思ったきっかけ

 

私が命名した「にゃんこ風水」とは、猫がいるおうちの風水をテーマにしたものです。

 

こんな記事を書くからには、相当“風水”に興味がある人間と思われるかもしれませんが、

まったくもって今まで風水を実践したり、風水関係の本を読んだりしたこともありません。

ですからもともと風水に詳しい方には物足りなく思われるかもしれません。

 

ではなぜ「にゃんこ風水」をやりたいと思ったか?

 まずはそのお話をしておこうと思います。

(興味のない方は飛ばしてかまいません)

 

最初は、『ガラクタ捨てれば未来がひらける』という本に

興味を持ったのがきっかけです。

 カレン・キングストンという女性の著作で、そのジャンルでは有名な本のようです。

内容は、ざっくり言うと「部屋を片付ければ運気が開ける!」(笑)。 

 

 

 

『ガラクタ捨てれば未来がひらける』

カレン・キングストン著

小学館

ほかに、『ガラクタ捨てれば自分が見える』もあります。

 

 

 

風水云々の前に、「片付いていない家にはよい運はやってこないだろうな」というのは、

 皆さんうなずけるところだと思います。汚部屋にいい運気が来るはずありませんよね。

 

 この本の内容すべてを信じているわけではないのですが、

「よし!いっちょやったるか!」と、

 家じゅうの不用品の整理に手をつけるきっかけになりました。

 片付いた部屋、使っていないものや壊れたまま放っておいているものがない状態は、

 スッキリ! 気持ちいいのは間違いありませんでした。

 

片付け本なども好きで、よく読んで実践していました。

 もともと私の実家は物がいっぱいの“片付いていない家”で、

 そんな環境で育った私には当然、片付けのテクニックや習慣がまったくなかったのですが、

 フリーランスになり家で仕事をするようになったこともきっかけとなり、

 家を快適な空間にしたいという気持ちが強くなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「アタシたちのために家を

快適にするのは当然でしょ~」

 

でも、この本のなかに気になる内容があったのです。

 

「ペットは、家の中を走り回ってエネルギーを活性化するのに役に立ってくれます」

「犬か猫を飼っているなら、害のある放射線が家のどこを通っているのか

彼らが教えてくれることがあります。

猫はこのエネルギーが大好きで、逆に犬は避けたがります」(原文より抜粋)


 

ペットが家のエネルギーに関係するとは考えたこともありませんでしたが、

 

 猫を飼っている私には引っかかるものがありました。

 猫は害のある放射線が好き? 本当に? そんな疑問が頭をもたげました。

 

 気になって「ペット 風水」などのキーワードで検索すると、さまざまな説が出てきます。

 上記と同じように「ペットは運気を上げてくれる」というものもあれば、

 「ペットは原則、すべて凶」などと書いている方もいます。

 すべて凶なんて、聞き捨てなりません。気になって詳しく読むと

「人間のトイレでさえ凶なのに、ペットの排泄物が増えたらますます凶」

 という理屈のようです。これは大ショックです。

 仮にそうだとしてもペットを手放す気は毛頭ありませんが、気になるではないですか。

 

また、上記の「猫は害のある放射線を好む」説と同じように、

「犬は良い風水の場所で寝ているが、猫は風水の良くない場所で寝ていることが多い」

 などと書いている方もいます。

 (カレン・キングストンさんは風水師ではありませんが、

  東洋・西洋で似たようなことを書いているのも、

 なんだか真実のようで気になります)

 

「風水のよくない場所って何ニャ?」

 

でも、その理由が「猫は自分が弱い存在だと知っているから」というのは納得できません。

猫が弱いなんて、動物学をまったく知らない人の知識です。

そりゃあ、ライオンと戦ったら負けるかもしれませんが、

はるか昔からこの世界を生き抜いてきた、立派な生き物です。

犬を打ち負かすことだってあります。

(私は猫の本をよく作っており、動物学には少し知識があります)

 

俄然、気になってきました。

犬猫が風水にどのように影響するのか、

犬猫のトイレが凶だとするなら、どうしたら解消できるのか。

その方法があるなら知りたい! と思ったのです。

 

かくして、私の「にゃんこ風水」への探求が始まったのでした(続く)。